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OS10でLACP individual featureについて
OS10でLACP individual featureについて
P539に
You must enable the LACP individual feature on both VLT Peers.
とあります。
そもそも”LACP individual feature”が理解できていないのですが、
VLT環境でLACPを使用する際には、有効にする必要があるということでしょうか?
有効に仕方も良く分かりません。
Uehara Y.
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2022年4月14日 17:00
shirotanさん
調べてみたところ、LACP individual featureとは、LACPを組んでいるにも関わらず、対向のスイッチからLACPに関するProtocol Data Units(PDUs)を受け取らなかった場合に、LACPのポートを通常ポートとして(個別に:Individualに)利用するという機能のようです。
通常は対向側のポートとLACPに関するネゴシエーションが出来ない場合はLACP内のポートはInactiveとなり利用できない状態となってしまいますが、LACP individual設定をしておくとそのような状況でも通常ポートのように振舞い(LACPは利用できていませんが)通信が出来るようになるというものですね。
そのために、対向スイッチも含めLACPの設定がきちんと行われていれば必要がない機能ですし、考え方によっては「知らない間にLACPの通信ではなくなっているのは困る。それだったら通信できなくなって問題が起きたことが分かる方がいい」というような場合には不要な機能です。
(デフォルトでもDisableになっている機能ですし)
必要がなければ有効にしなくても問題ありません。
ただ、VLTの特性上両物理スイッチが同じ設定を持っていないと問題となる(mismatch状態になります)ので、もしも有効にする場合は両方のスイッチで有効にしてくださいということを意味して記載していると考えられます。
有効にするための方法は、記載して頂いたドキュメントのP.578にあるように、設定したいPort-channelのインタフェースに移動してから「lacp individual」で有効(Enable設定)。「no lacp individual」で無効(Disable設定)のようです。
(デモセンターのマシンではOSのバージョンが古いのか、lacp individualが打てずにIllegal parameterのエラーが返ってきてしまいましたが・・・)
なお、同じページに当該機能のDefault設定はDisabledであるという記載があります。
shirotan
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2022年4月15日 01:00
なるほど、そういう機能なんですね・・・
正直ループを発生させる原因になりそうで、有難迷惑な機能に見えますね・・
なおOS10の10.5.1.4でもコマンドが無い様でした。
最新のバージョンの新機能なんでしょうね・・