PowerScaleのSmart Connect機能について

tanboi_3さん

・SmartConnectのゾーンというのはいわゆるSmart ConnectのService IP =クラスタ全体としての1つのIPで管理される単位という理解でよいでしょうか？
→Smart Connect のゾーンはクライアントからPowerScaleへのアクセス負荷分散や冗長性を保つためのものです。ゾーン内には複数Node（複数IP）が含まれます。
それぞれのSmartConnect ZoneでService IPがありこれはあくまで名前解決のために使用されるものです。

ZoneとSIPの動きに関する詳しい説明は以下の資料が参考になると思います。

Isilon Smartconnect WP

Page 5　How Does Smartconnect Works

・上記が正しい場合ですが、SmartConnectの1つのゾーンに複数のIPを付けたり、逆にPowerScaleのクラスタ内で複数のSmartConnectゾーンに分けることも可能でしょうか？
→一つのZone内にある複数のNodeのインターフェースそれぞれにIPアドレスがあるのでもちろん複数IPを付けることも、複数のNodeに分けてクライアントアクセスを設定することも可能です。

・もし複数のSmartConnectゾーンに分けれる場合、それと対になるユーザ側のDNS Serverもゾーンごとに最低1つは必要になる、という理解でよいでしょうか？
→DNSサーバは一つで結構です。

・Windowsユーザ環境(SMB環境利用)でSmart Connectで利用している一つのノードにアクセス不可になった場合、再度クライアント側で更新したタイミングでまだアクセスできるノードに
再度アクセスが振り分けられるという理解でよいでしょうか？
→はい

参考：Isilon Smartconnect WP
Page 5　How Does Smartconnect Works
If the Node providing the SmartConnect service becames unavailable, The SIP will move to a different node in the pool automatically

・NFSフェイルオーバ機能という機能で、NFS環境での障害時は事前に設定したDynamic IPアドレスが付与されたNICに自動フェールオーバするようですが、
Windows のSMB環境でも障害時は事前設定したノード(NIC)に割り振るような機能はあるものでしょうか？
→SMBのContinuous Availability （CA）機能になります。

参考：PowerScale/IsilonのSMB共有のCA機能について