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1 Rookie

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47 メッセージ

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2024年2月8日 06:33

VxRail vSAN オブジェクト フォーマットの健全性に関するアラートについて

現在VxRail Bundle 7.0.400を利用しておりますが、VxRail Bundle7.0.482へアップグレードを計画しております。

その際にPre-Checkを実施したところ、vSAN オブジェクト フォーマットの健全性に関するアラートで

 "オブジェクト フォーマットの変更"を促すアラートであることが確認されました。

現行の状態でもアップグレードには支障なく作業は可能といわれておりますが

例えばVxRail Bundle 8.0.x (vsphare8)へのメジャーアップグレード時においても

支障なく作業が可能なんでしょうか。

 "オブジェクト フォーマットの変更"完了までは時間がかかったり、ディスクIO負荷が高くなることを懸念して

なかなか実施に踏み切ることができない状態です。

"オブジェクト フォーマットの変更"を実施しない場合のリスクや具体的に利用できない機能などご教授頂ければ幸甚に存じます。

4 Operator

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877 メッセージ

2024年2月8日 08:41

vSAN のオブジェクトフォーマット(On-Disk Format)の更新について、
新しいバージョンの On-Disk Format に更新すると、そのバージョン以降で利用できる機能が使えるようになりますので、その機能が必要であれば更新しておくのがおすすめです。

基本的に更新自体は SSD・HDD を1本ずつメタデータ部分のみを更新するので、1本あたり数10秒で切り替わっていきます。

ただ、以下のドキュメントのように日本語バージョンの説明だと古い情報が残ってしまっており、更新自体に非常に長い時間がかかると思われてしまいがちです。

日本語版

" ディスク グループは一度に 1 つずつアップグレードされるため、ディスク グループのサイズによってはディスク フォーマットのアップグレードに時間がかかる場合があります。各ディスク グループのアップグレードでは、各デバイスにあるすべてのデータが退避し、vSAN クラスタからディスク グループが削除されます。その後、新しいオンディスク フォーマットの vSAN に、ディスク グループが再び追加されます。"

英語版
" vSAN on-disk format version 3 and higher require only a metadata upgrade that takes a few minutes. No disk evacuation or reconfiguration is performed during the on-disk format upgrade. "

基本的には超初期のバージョン、vSAN 5.5 や vSAN 6.0 からの更新 (On‐Disk Format v1 or v2 → v3 以降への更新)で無い限りディスクグループの作り直しなどは発生せず、時間はそれほどかかりませんし、仮想マシンも止まらず IO 負荷が高まることもありません。

ただし、vSAN 7.0 以前 (On‐Disk Format v11 以前)から vSAN 7.0 u1 (On‐Disk Format v13 以降)に更新する場合は、
On‐Disk Format v13 以降で効率的に容量管理できるようになった機能への対応のため、大容量 VM などで vSAN オブジェクトで 255GB 以上のものが稼働している場合は、その実データの再配置・再構成が裏で行われるのでその分の IO 負荷の高まりと、データ再配置中の一時領域が必要となります。

このあたりは以前の質問とドキュメントをご参照ください。

(編集済)

4 Operator

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1.7K メッセージ

2024年2月8日 10:42

 "オブジェクト フォーマットの変更"完了までは時間がかかったり、ディスクIO負荷が高くなることを懸念して

なかなか実施に踏み切ることができない状態です。

多くの環境で、同様の懸念を抱かれて二の足を踏まれてしまうことが多いですが、実際に性能影響が出たというのは聞いたことがないです。

下記の記事にもある通り、vSANにはリビルド時の性能影響を軽減する機能(Adaptive Resync)がありますので、よほどIO負荷が高い環境であったり、ストレージの遅延に極めて厳しい仮想マシンでない限り影響が顕在化することはほとんどないです。

Solved: vSANのリバランス処理やデータ移行時の負荷について - VMware Technology Network VMTN

以下の記事に”20%ほど低下することがある”と記載がありますが、おそらく上記のAdaptive Resyncの機能で、競合時に20%までの帯域がResyncに利用されることに起因しているのではないかと思います。

VxRailではサイザーで構成を決定する際に最大IOPSの70%未満で稼働するようにサイジングされています。そのため、サイジング時点ですでに20%以上の余裕があるとも言えますので、その観点でも影響が出にくいと考えています。

"オブジェクト フォーマットの変更"を実施しない場合のリスクや具体的に利用できない機能などご教授頂ければ幸甚に存じます。

容量効率が悪くなりますので、何らかの事情で容量使用率が高くなった際にアクセス障害が出る可能性や容量の解放が困難になる可能性が高くなります。

その結果としてアップグレード作業が失敗 or 長期化したり、空き容量の確保が困難になり慢性的な容量不足で運用負荷が高まるような事例があります。

もちろん常に一定の空き容量を確保するような運用をしていればオブジェクトフォーマットの変更をしなくても問題がないことが多いですが、極めて大きいVMDKがあったり、ハードウェア障害で一時的に使用率が向上したり、スナップショットを消し忘れて容量を圧迫したり、というイレギュラーな事態が発生したときに対処が難しくなります。

個人的にはオブジェクトフォーマットは早めに変更しておくことをお勧めします。

1 Rookie

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47 メッセージ

2024年2月13日 04:50

@kwmt​ 

1本あたり数10秒であれば、複数Nodeであってもさほど時間を要さないですね。

比較的アクセスがない時間で対応を検討したいと思います。

1 Rookie

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47 メッセージ

2024年2月13日 04:52

@DELL-Naoyuki K​ 

悩ましいですね。

変化を伴うので問題ないと思うのですが実施に向け調整をしたいと思います。

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