このデルテクニカルホワイトペーパーは、ユーザ環境に適応し、運用費の削減に貢献するデルの温度制御技術について説明します。

最新のサーバーに搭載されるサーマルコントロール (温度制御) 技術の進歩による恩恵は、省エネ・節電による IT 運営費の削減だけにとどまりません。お客様のニーズにさらにきめ細やかに対応する柔軟性も実現できるようになりました。

サーバーの冷却に使われる電力とエアフローは、データセンター全体の消費電力量に大きな影響を与え得るため、デルのエンジニアは、冷却による電力消費を極力抑えるためのサーマル (温度/熱) ソリューション設計に力を入れてきました。さらに、システムの音響設計についても長年取り組んでおり、サーバーがユーザのすぐそばに設置されるオフィス空間でも、快適にお使いいただけるタワー型サーバー構成をサポートしています。最新の第 12 世代 Dell PowerEdge サーバーには、革新的なサーマルコントロール、綿密に設計されたコンポーネントの配置とエアフロー管理、省電力ファンが組み込まれているため、高い能力を発揮しています。

第 12 世代サーバーにおける主な強化ポイントは以下のとおりです:

  • サーバ (電力、温度、構成) の情報量が一段と増えた結果、次がコントロールが可能に
    • システム全体の電力を最小限に抑える。たとえば、コンポーネントの冷却ニーズに応じて、ファン電力の消費量を調整することが可能
    • ファンの回転速度とエアフローを低減
    • 旧世代のサーバーに比べて、静音を実現 (前世代 T610: 静かなオフィスレベル、新世代 T620: 静かな図書館レベル)

  • 高度な電源管理を組み込んだことで、より広範な周辺温度に対応できるようになり、信頼性や性能への影響を最小限に抑えることが可能に

  • 各種のツールが強化されたことから、お客様は、ニーズに合わせてシステムの温度管理をカスタマイズすることが可能に。たとえば:
    • サーマルコントロール設定がチューニングできるようになり、また、システム性能を優先させる設定や、ワット性能比を優先する設定も選べるため、ニーズに合わせて最適化が可能
    • ハイパワー PCI カードの使用時に供給エアフロー量を増やす、または、排気温度を下げる目的でファンをスピードアップすることが可能


最新の Dell PowerEdge サーバで採用されているサーマルコントロール設計は、たとえば周辺温度を最高 45°C までサポートするような環境でも、的確に最適化することができます。コンポーネントの温度および電力測定能力が強化されており、さらに、サブシステム電力の管理という新機能も追加されています。その結果、個々の構成や用途に合わせたサーマルコントロール設定が可能になり、ひいては、システムの節電効果が向上し、静かなサーバ運用も可能になります。また、飛躍的に進化したデルの設計技術により、サーバシステムの温度制御をお客様の導入ニーズに合わせてきめ細かくチューニングすることもできます。

リンク先の PDF ホワイトペーパー「先進のサーマルコントロール:省電力対策と環境全体の最適化」では、温度制御や冷却エアフローさらに静音に関してのより詳細な解説と、サーマルコントロールの具体的なカスタマイズ方法についてご覧いただけます。

 

サーマルコントロール画面の例

● [iDRAC Settings] の[Thermal] メニュー

 

● iDRAC の[Thermal Base Algorithm] 設定画面