OpenStack - その課題と機会、さらにに市場の採用動向やコミュニティでのデルの取組みについて、直に学ぶ!

この投稿はDell Techcenter Rafael Knuth(Dell Techcenter EMEA担当:以下、ラファエル)が投稿した内容の抄訳です。(英文オリジナル※長文なので、意訳してます。英語が出来る方は、英文オリジナルをご覧ください。)ラファエルは24名のボードオブディレクタ(いわゆるOpenStackコミュニティ役員)全員にインタビューを試みる予定です。既に幾名か約束をいただいているようで、インタビュー内容はBlogで順次公開します。Blogは章組みにして分かり易くご紹介してます。

   

第一回目は、(我らが)デルのプリンシパルクラウドアーキテクト Rob Hierschfeld(以下、ロブ)です。

1.AmazonやVMwareの代替になるオープンソースを見つけるというお客様からの要望から、OpenStackへ興味を持った

ラファエル:デルはOpenStackへ早期貢献をした一社ですが、なぜ、このプロジェクトに参加しているのですか?

ロブ: 実はOpenStackへの関心が高まる前から、RackspaceとNASA(OpenStackを組織したメンバー)と関わっていました。OpenStack出現前のうねりの一部で、オープンソース・クラウドへの関わりはさらに過去に遡ります。共通化されたAPIやコミュニティがあって、サポートがあって、活発で、お客様のためになるオープンソース・クラウドの選択肢を考えるのは苦労しました。パブリッククラウドのAmazon(Amazon Web Service: AWS)や、既にライセンスを取得し社内クラウドのVMwareとエコシステムを持つ選択肢という要望も大きなものでした。そこで、そのスペースを求め、OpenStackは、オープンソースとして、コミュニティ主導の努力とそれをサポートする人々のグループのおかげで、支持を得ることができました。これまでのところ、OpenStackに関わる人々のコンソーシアムは、私が期待していたものをはるかに超えています。

  

当時、EucalyptusとCloud.comのオープンソースクラウドは存在していて、どちらも本当に興味深い選択肢でしたが、OpenStackが目標とした共同コミュニティではありませんでした。OpenStackは協力し合うコミュニティとしてゼロスタートし、コードベースをメンテナンスする1社というのが存在しません。それが大きな違いで、他と区分される点です。

   

2.デルはコミュニティへのコード貢献より、お客様のOpenStackの運用性に焦点を当てる

ラファエル: デルはOpenStackにどのような貢献をしていますか?

ロブ: デルでのフィールド活動から、お客様がOpenStackを利用する際の一番の課題を知っていました。OpenStackがうまく活用できるかどうかに関わらず、インストールし繰り返しビルド、テスト、そして使用するまでが、まず直面する大きな課題でした。

我々はよく考えた上で、OpenStackにコード貢献するよりも、リファレンスになる展開方法に取り組むことにしました。目標は、OpenStackを可能な限り配布可能にすること。そのためにOpenStackをインストールするお客様とコミュニティの方々に対して、主に運用する側の支援をしています。

今後はさらにデルのポートフォリオやオープンソースコミュニティの多くのパートナーが持ち寄るものをOpenStackに統合していくことを進めていきます。そして、Dell Crowbar(OpenStackインストーラ)を使って、OpenStackをより配布可能に、アップグレード可能に、利用可能にして導入ベースを増やしていくつもりです。

OpenStackへのデルの関心はとても実用的です。我々は本当に市場がOpenStackを本当に必要としていると見ています。

  

3.Dell Crowbarは経験豊富な高いスケールの人たちを対象にしたOpenStackのデプロイ・メカニズム

ラファエル: それでは少し、ロブのチームが開発しているOpenStackの配布ツール、デプロイ・メカニズムのDell Crowbarについて話しを聞かせてください。多くの企業がOpenStackを「人に代わってシステムを構築する」ソリューションとして見ているのに対して、Dell Crowbarは「経験豊富な管理者を対象」にしたソリューションとよく聞きます。どうして、その方向性を選んだのですか?

ロブ: 大変いい質問ですね。Dell Crowbarははっきり言って、OpenStackを熟知して構築しようとするお客様向けのDevOpsツールです。Dell Crowbarの目標は、マニュアルを見ることなくOpenStackを稼働させることであり、管理アプライアンスではありません。デルには、Morphlabs(モーフ・ラボ)のような管理アプライアンスを提供するパートナーが居ます。Piston CloudやNebulaといった管理アプライアンスにフォーカスした優れた企業もあります。そのような様々なソリューション形式があると信じています。

 

私のチームは、ハイスケールのお客様にフォーカスしています。彼らは誰かに運用を任せようとはしません。彼ら自身による運用を加速したいと考えています。だから、我々はChefと共に動き、次はPuppetも搭載する予定です。時間が経つにつれ、Dell Crowbarはますます使い易く、アプライアンスっぽくなっていますが、我々の戦略はオープンソースを熟知したお客様や市場のアーリーアダプターの方々を対象に、共にOpenStackのベストプラクティスについて学ぶことです。

それは私個人がオープンソースを楽しんでいる点でもあります。彼ら(アーリーアダプター)と純粋な関係を持ち、平等に情報を交換する。コミュニティメンバーの幾人かは私以上にそれを楽しんでいるし、私がもし「誰かのためにやっている」というモードになると、その関係は変わってしまいます。

  

4.OpenStackディストリビューションが管理アプライアンスっぽく、経験の薄いお客様を対象にしているのに対して、OpenStack RAW(純正)は洗練されたコミュニティメンバーに使われる

ラファエル: では「OpenStack純正」 vs. 「OpenStackディストリビューション」について話しをしましょう。デルは双方のソリューションで何を提供していますか?

ロブ: OpenStackディストリビューションというのは色んな解釈ができるので回答が難しいです。デルは幾つものディストリビューションをサポートしていますし、提供エリアを拡げています。例えば、SUSEは彼らのOpenStackディストリビューションにDell Crowbarの配布メカニズムを利用しています。現在、Canonical (Ubuntu)のディストリビューションを我々は利用して提供していますし、私のチームのHadoopソリューションではRed HatとCentOSを利用してます。つまり、お客様にとってはOpenStackのディストリビューションは、どこに連絡してバグフィックスをしたいですか?ということかと。

OpenStack純正側を利用する場合では、Pull From Source(PFS/YouTubeビデオ)と呼ぶオープンソースの新しい機能があります。それが新しい市場を創出すると考え、私は非常にエキサイトしています。この機能を利用すると、お客様はオフ・トランク(OpenStackのソースレポジトリのコード構成/通常はGithub)のクローンを準備してコードを引き抜く必要はなく、OpenStack純正から引くことが可能です。それは、開発時や実環境にない新機能を動かそうと考えるお客様に、マルチノードで本当のワークロード規模でテストを可能にさせます。

プレリリース段階で、デプロイを可能にするこの方法は非常に重要と考えています。バグフィックスや微調整、チューニングに取り組むハイスケールのお客様には、Pull From Source (PFS)のようなテクニックを利用することを期待します。

  

最近のOpenStack Summitで、Rackspaceはディストリビューションを使わず、オフトランクに非常に近いコードで彼らのクラウドを運用してると言ってたのは大きな点です。彼らはオフトランクからコードを引き抜き、それをテストし、利用し、バグフィックスしてコードを戻しています。それこそ我々が実現したい「振動するコミュニティ(vibrant community)」の形です。

もちろん、それと同時に、オリジナルのリリースから6か月遅れて提供されるもののサポートと認定構成があるOpenStackディストリビューションのユーザーコミュニティが成長している背景もあります。これも良い傾向で、我々は純粋なアーリーアダプターと、まだ洗練されていないOpenStackユーザーの両方が共に働けるように支えていきたいです。

  

5.OpenStackにおいてアップグレードが一番大きな障害になっている

ラファエル: 現在のOpenStackの最大の障害は何ですか?

ロブ: 良い質問ですね。採用のもっとも大きな障壁は、リリースサイクルです。OpenStackを始めようとするお客様は、常に次のリリースが予定されているために、導入を遅らせてしまいます。OpenStackは言わば超高速列車です。

コミュニティとしてまだ十分にアップグレード戦略に投資していません。私のチームのトッププライオリティはこの問題に取り組むことです。全てのお客様と打ち合せすると耳にするのが「ちょっと待ってくれ!もし今日OpenStack Essexをスタートしたら、OpenStack Folsomが取得可能になっているし、今はOpenStack Grizzlyに向かっているじゃないか」という感じです。お客様はイノベーションは欲しいが、一つのリリースから次のリリースへといった容易な移行も欲しいのです。

ただその一方で、難しいだろうと考えていたことが容易に変わっていることもあります。例えば、LinuxとKVMのアップグレードは新しいAPIに切り替えるだけで、お客様にとってもはや障壁になっていません。今やデルが新しいハードウェアプラットフォームを高速にサポートできるかが障壁になるくらいです。(笑)非常に早く最新ハードウェアを揃える多くのアーリーアダプターの先では、時々我々のラボでテストを行う前に、ハードウェアを展開している事があるくらいです。

 

ラファエル: もう少しOpenStackのアップデートについて話しても良いですか?例えば、OpenStack EssexからFolsomへ移行するために、お客様は具体的に何をする必要がありますか?スクラッチから配布する必要がありますか?または容易なアップグレード方法がありますか?そのプロセスについてお客様が直面する問題は何ですか?

ロブ: 現在、プロセスに関するガイダンスがコミュニティにあります。しかし、それはマニュアルプロセスです。我々は今のところ、新しいデプロイメントを実施するというアドバイスになっています。我々はDell Crowbarを使ってOpenStackを配布するために時間を費やしてきましたが、同時にそれが最適解ということになっていません。現在、継続的に取り組んでいる点です。OpenStack Essexをパイロットとして始め、検証(PoC)し、アップデートしているほとんどのお客様は今のところ問題はありません。

ただ、我々にはOpenStack Essexや以前のDiabloベースを利用して、本番環境として重要な投資をしているお客様もいます。彼らは移行の最適解を見つけようと試みています。私のアドバイスは、クラウド配布のためにDevOpsツールを利用することと、彼らのアプリケーションを容易に移行させるために、自動化のために時間を費やすことを常に言ってます。

  

6.ほとんどのお客様はOpenStackの検証(PoC)をしています。本番利用はこれからです。

ラファエル: ではPoC(Proof of Concept/検証)と本番(プロダクション)について話しをさせてください。その2つのシナリオや例を聞かせてください?

ロブ: 我々のほとんどのお客様はPoCとパイロット(テスト導入)で、OpenStackを使っています。彼らはOpenStackを開発・テストサイクルに置いてみて、開発ワークロードを動かしています。幾つかのお客様では、本番にも適用されています。ただ、Dell Crowbarはまだ自動的な本番配備に利用できるまでに至ってないので、本番環境では利用されていませんね。現在進めているところもあります。OpenStackを本番で利用している人たちは高い運用の専門技術を作り上げています。そのような方々はOpenStackの貢献者であったりコミュニティの中でも活発です。それが現状の本番環境のOpenStackで、OpenStackコミュニティに対して一定レベルのコミットメントを提供されています。

具体的にはAT&Tは、私の中ではDreamhost社(デル事例)と同様にトップクラスです。この2社は共にホスティングの事例です。また最近ある通信企業と話した時に、彼らのメディアアプリケーションの一つを本番でデプロイしたと聞いてますし、ある金融機関ではビッグデータを本番の環境一つで利用していると聞いてます。私が知る限りOpenStackを本番環境で利用している例はまだ少ないです。Rackspace社でさえも、OpenStackクラウドと彼ら独自のクラウドのデュアルモードで運用しています。ちょうどお客様はどうしようかと考えていると思いますが、いずれ本番移行していくでしょう。

  

7.OpenStackは、違う理由だけれどもAmazonとVMwareの代替にもなる

ラファエル: OpenStackはAmazonの代わりになると聞いたり、希望的には2から3年間にVMwareの代わりになるとよく聞きます。これらの意見をどう思いますか?

ロブ: その2つの意見は正しいと思いますが、それぞれ異なる理由ですね。OpenStackはRackspaceやDreamhost、その他の多くのパブリッククラウドとしてAmazonの代替サービスになるでしょう。そういう企業はAmazonの目標とは違うクラウド市場とエコシステムを築くでしょう。彼らの目標は「ザ・クラウド」です。これはサービスプロバイダがOpenStackを利用して差別化するように、お客様にとっても選択肢とクラウド間のポータビリティという点でOpenStackは意味があります。

VMware側のお客様については、利用者のインフラが成長すると同時にコストも増加していく仕組みのライセンス形態の代替策を求めています。さらにオープンソースの透明性や柔軟性も求めていたりします。つまり、ライセンスコストを支払わずに、運用知識も高めていきたいという点に本当の関心があるようです。ライセンスコストは直線的に比例するのに対して、運用方法は時間が経てば蓄えていけますから。

OpenStackという代替策は間違いなくお客様のためになるし、AmazonとVMwareの両方からの反響を得ることにも繋がります。

 

8.VMwareがOpenStackに参加することはコミュニティにとって有益

ラファエル: VMwareがOpenStackに参加するのをどう思いますか?脅威になりますか?良い影響をもたらしますか?

ロブ: 回答しづらいことを聞きますね(笑)。質問を分割して考えてみましょう。Nicira買収により、VMwareはOpenStackの主要貢献者になりましたが、Niciraはそもそも非常に重要な作業をして飛躍的な前進を支援してます。

また、そもそもVMwareはコミュニティに対して多くの提供可能なものを持っていますし、良いことだと思います。なので、私はVMwareが参加することでプロプライエタリな壁をつくってコミュニティを混乱させる心配はしていません。VMwareからOpenStackを守るなんて兆候はありません。むしろVMwareはきっちりと管理された多くのオープンソースプロジェクトを持っていて、リーダーシップも示してます。誰かがOpenStackを乗っ取ろうと思ってもコミュニティが許しませんよ。

  

9.OpenStackには非常に多くの広範囲なアーリーアダプターが居ます。しかし、アップグレードの課題が解決するまで大きな市場での採用は起きない

ラファエル: 市場でOpenStackが採用されるか話をさせてください。アーリーアダプターの方々はどんな方ですか?いつ頃、マスマーケットで採用されていくと思いますか?

ロブ: 思った以上に初期の導入は始まっています。ホスティング企業は、運用性であったり財務面のメリットから早くから取り組まれています。それだけでなく、教育機関や政府や自治体、そして最新技術の採用に積極的と知られた金融機関も見られます。それら企業は既にHadoopだったら満足して利用されていますね。ちなみに、あまり急いているように思いませんが、Hadoopの利用者にはOpenStackとのシナジーもあると考えてます。まぁ、私のチームはOpenStackもHadoopも担当しているのでバイアスが掛かって期待していますが(笑)。あと、ソーシャルメディアやオンライン販売、ゲーミング企業も間違いなくアーリーアダプターですね。それぞれの分野で既にしっかりと運営されていますし、それらの企業はLinuxやDevOpsに強い関心があり、新しい技術を取り込むことを恐れていません。

残念なことに、多くの会社に言えることですがオープンソースに貢献することが企業文化として許されていないということがあります。なので、OpenStackを利用していて貢献しているのに、コミュニティ内に表れてこないこともありますね。

最後に、アップグレードの問題が解決するまで、キャズムを超えて、メインストリームに至ることはないと考えます。現在、我々は導入を容易にし障壁を取り除く作業を懸命に進めています。

   

10.デルは色んなタイプのお客様向けにOpenStackのエコシステム全体のソリューションを準備する

ラファエル: デルのOpenStackの提供に関心がある人に対して、全体像を説明していただけますか?既にDell Crowbarについては話をしました。OpenStackディストリビューションと同様、OpenStackの配布メカニズムです。その他のポートフォリオはどういったものですか?

ロブ: OpenStackでやりたいことには明確なビジョンがあり、フルスタック全てを含みます。そこには、enStratusのようなAPIレベルのオーケストレーションが必要にもなります。また、我々が全ての経験で築きたい自動化されたデプロイメントやアップグレードも必要です。

我々は既にそれぞれ違うものを持ったパートナーを拡充してソリューションを提供しています。今やろうとしていることの一つは、無償のオープンソースから始めて、お客様が大規模に配布・展開する際には、さらに多くのオープンソースの選択しや、商用ライセンスが必要なものにサポートも付けて提供する方法です。デルは既にストレージやネットワーク、サーバやソフトウェア製品、クラウドサービスといった資産を持っていますので、広範囲のエコシステムを提供したいと考えています。

 

ラファエル: 今デルTechcenterのWikiに、OpenStack提供リストの全体像を準備しようとしているんですが、DevOpsツールのDell CrowbarやサポートするOpenStaackディストロ、OpenStack関連サービス、それに関わるハードウェなどなど・・・そういうのはいかがでしょうか?

ロブ: それはただ、デルにあるものを纏めただけのものです。我々はお客様と話して、様々な方法でOpenStackを提供するためにパートナーと協力しています。そこが混乱しています。ある特定のクラスのお客様を対象としているのは、Dell Crowbarとしては正しいのですが、企業向けとしてはDell Crowbarはめっき剥き出しであって、ゼロタッチなものを期待されていると思いません。デルの商用製品を理解するために、そのようなページは必要だと思うのですが、今のDell Crowbarはそこを対象としていませんよ。

 

11.OpenStackのボードメンバーの次の主要課題はOpenStackを詳細まで定義すること

ラファエル: 最後の質問です。OpenStackのボードメンバーにとって、課題は何ですか?

ロブ: それは来年に向けて幾つか重要な問題がありますね。OpenStackが形成されてきたので皆気付いていると思います。

テクニカルボードができ、ユーザーコミッティもでき、実際に最も重要なディスカッションが始まってます。「何がOpenStackのコアなのか?OpenStackを定義するものは?OpenStackを構成するものは?OpenStack・・・?」例えば重要なもののひとつに、SwiftのようなプロジェクトはOpenStackの一部として広く利用されています。それはOpenStackのコアコンポーネントに求められますか?それとも、オプションの一つですか?

OpenStackのボードメンバーは、何がコアで何がコアじゃないのか、はっきりとさせることが非常に重要なポイントだと考えます。新しいプロジェクトを持ち寄る人たちが、何が格納されるのか理解するのに役立ちます。また、インキュベーションの定義もそれによって変更され、コアであれば一定の熟成期のパターンを取るし、コアでなければ異なる熟成方法の選択肢があるのかも知れません。

 

それは直ぐに次の質問に繋がります。「OpenStackはAPIですか?それともインプリメンテーション/実装ですか?」現在、多くの人が本当に実装だということに気づいていません。OpenStackがAPIだとすれば、誰かのOpenStack準拠の実装をどのようにうまくいってるとテストができますか?我々はSwiftだけでなく、NovaやCinder、Quantumなどで多くの質問をもっていました。もし誰かがオブジェクトを格納するSwiftの実装を置き換えたいとしていて、置換えるものがSwift APIに準拠しているとどう知る事ができるか?認定できるのか?SwiftのRSyncを使ってなくてもか?

Nova APIをVMware vCloudのバックエンドとして再実装したら同じことになるでしょう。それはOpenStackなのか?それとも別物か?

APIを定義することは本当に重要です。一方で、我々がAPI利用の話し合いを行ったり、コミッティを通していたりしていないので、OpenStackは非常に早く進行しているとも言えます・・・で、それがうまくいってました。しかし、OpenStackの成熟した部分はAPIを定義して、ボードメンバーはそれを決定していくリソースも見つけなければならないし、APIテスト作業もコミュニティ内で行っていかなければならないと考えます。

  

技術的なサイドでもう一つは、コードにアップグレードを搭載していくことです。アップグレード性は開発サイクルにおいてキーファクターとなるので、本当に重要な課題です。その為、我々は次のリリースを待つのではなく、サイクルの早い段階で運用のテストを行っていく必要があります。もっともっと早くです。

それには、とても実用的なOpenStackの課題として理解することが重要です。

ラファエル: ロブさん、お話しが聴けて感謝しています。もっともっと聞きたいことがでてきそうです。

ロブ: いつでも歓迎です。

 

編集後記

ラファエルのOpenStackボードメンバー24名全員への突撃インタビュー企画を聞いて野心的だなぁと驚きました。このブログを翻訳している間も、ラファエルの忌憚ない質問が面白かったです。ロブも自身のブログにこのインタビューについて書いてますのでご覧ください。

さて、ラファエルは2人目のインタビューも済ませたようで、来週にも英語のTechcenter ブログに掲載予定のようです。今から楽しみです。 

 

リソース

Rob Hirschfeld

個人のブログ: http://robhirschfeld.com/

個人のYouTubeチャンネル: http://www.youtube.com/user/rollingwoodcitizen

Twitter: https://twitter.com/zehicle

OpenStack:

OpenStack Foundation: http://www.openstack.org/

OpenStack at Dell: http://dell.com/openstack

Dell Crowbar: https://github.com/dellcloudedge/crowbar

  

フィードバック先:  @RafaelKnuth または @DellTechcenterJ またはコメント欄まで。

「OpenStack ボードオブディレクターTalk」の連載は⇒ OpenStack Wikiにリンクを貼り付けていきます。