Crowbar 連載第4回 : Admin node のインストール (3) - テックセンター - Blog - テックセンター - Dell コミュニティ
テックセンター

Crowbar 連載第4回 : Admin node のインストール (3)

Crowbar 連載第4回 : Admin node のインストール (3)

 今回で Admin node のインストール (3) となります。本当は2回でインストールを完了させる予定だったのですが、さとし君がスキーに行ったり飯を食いにいったりで。。。長引いてしまいすみません。なお今更ですが、この物語はフィクションです。似たような人物がいたとしても指をささないで下さい。

さて、前回までのインストールで、ISO イメージから boot し Admin node のインストールが開始されるところまで進みました。今回は Admin node のインストールを完了させたいと思います。頼むぞさとし君。

さとし君 : 腹一杯です、縞博士。

縞博士 : 何を食べてきたんだ ?

さとし君 : ディナーB (600円) です。

縞博士 : なんだ学食行ってきたのか。こら、フィクションなんだからリンク貼るんじゃない。それでは続きを始めるぞ。

縞博士 : ISO イメージからブートさせ、ひたすら待っていると Ubuntu 12.04 のインストールが完了する。インストールが完了すると、図1に示すようなログイン画面となる。

図1 : Ubuntu 12.04 インストール完了直後

 この状態では “unassined hostname login:” と出ており、まだ Admin node の最終設定が完了していない段階だ。Ubuntu 12.04 がインストールされたが、通常の Ubuntu 12.04 ではなく、Crowbar Admin node 用のファイルや設定が含まれた Ubuntu 12.04 がインストールされた状態となっておる。

さとし君 : まだ設定が必要なんですね。

縞博士 : まずこの画面から、username : crowbar,  password : crowbar でログインする。その後、以下のようにしてタイムゾーンの設定を行う。


sudo -i

echo “Asia/Tokyo” | tee /etc/timezone

dpkg-reconfigure --frontend noninteractive tzdata


縞博士 : さらに、構築する環境にあわせてネットワークの設定を変更する必要があるのだが、前回も言ったようにこの設定がかなり難しい。具体的には、


/opt/dell/barclamps/network/chef/data_bags/crowbar/bc-template-network.json


というファイルを、Crowbar を用いて構築する OpenStack のネットワーク環境にあわせて編集しなければならない。このファイルの設定に関する詳しい解説は、まだ後の回にまわしたいと思うが、自身でなんとかしたい人はこのあたりを参考にしてほしい。


さとし君 : なんか難しそうですねー。とりあえず試してみたいんですけど。

縞博士 : とにかくまずは Crowbar を試してみたい、という人はこのファイルの “admin” セクションのみ変更すれば、まずは試してみることが可能である。VM にて試してみる場合は、仮想 NIC の 1番目を使う、物理サーバにて試してみる場合には、内蔵 NIC の若番を使うことで、大抵の場合はファイルをいじることなくそのままの設定でインストールすることが可能だ。”admin” セクションの簡単な解説は、以下にある。


さとし君 : 英語だーーー。英語キラーーーイ。

縞博士 :  ( コイツ (# ゚Д゚) )


縞博士 :  ”admin” セクションは、デフォルトでは図2に示す通りになっているはずだ。

図2 : "admin" セクションの定義
 この記述を簡単に説明すると、以下の通りとなる。

conduit

Crowbar の管理用に使うインタフェース番号

use_vlan

管理ネットワークを 802.1Q tagged vlan を利用して構成するか

add_bridge

管理ネットワークをブリッジインタフェースとして構成するか

ranges

管理ネットワーク内部で初期ブートやサーバ、スイッチに用いるアドレス範囲を指定する


まず試してみるのであれば、特に修正することなくそのままの設定でよい。

さとし君 : 結局修正する必要はないんですね。

縞博士 :  まず動作を確認するだけであればな。しかしこの Crowbar を使って実運用の OpenStack 環境を構築しようと思うのであれば、やはり修正が必要となる。

縞博士 :  もう一点、修正しておいた方がいい箇所がある。


/opt/dell/barclamps/ipmi/chef/data_bags/crowbar/bc-template-ipmi.json


の中にある bmc_enable : true という箇所だ。ここを bmc_enable : false に変更しておいた方が無難だ。

さとし君 : なんですか、これ。

縞博士 :  IPMI (Intelligent Platform Management Interface) という機能を使い、サーバの電源 ON / OFF やリセットなどを制御するかどうか、という設定だ。Crowbar は Admin node から IPMI を用いて、クライアントとなるサーバ群の電源を入れたり落としたり、といったことも自動的に行なってくれるのだ。

さとし君 : スゴイ !!  まさにオートメーションじゃないですかぁ !!!

縞博士 :  そうだ。ただこの機能を正確に使うためには、先ほどの bc-template-network.json ファイルにて、”bmc” の項目をきちんと設定し、かつ Admin node にクライアント PC の “bmc” インタフェースとの接続を行うためのネットワークを作成する必要がある。実際には図3に示すようなネットワーク構成が必要となるのだ。

さとし君 : ふーーん。そう簡単にはいかないんですね。

図3 : Crowbar が想定するネットワーク環境
(出展 : https://github.com/dellcloudedge/crowbar/wiki/Crowbar-Openstack-Networking-Visio

縞博士 :  なので、VM 環境下で試してみる場合や、利用するサーバにて IPMI がサポートされていない場合、または IPMI 設定を変更したくない場合には、bmc_enable を false に変更することで、Crowbar から IPMI を使ってサーバの電源制御を行うことは無くなる。まずはこれは false にして無効にしておいた方がいいだろう。

さとし君 : 了解でーーす。

縞博士 : ( なんかだんだんチャラくなってきてないか ?  さとし君。。。 )

さとし君 : ん ? なんですか縞博士。

縞博士 : いやなんでもない。さて、いよいよインストールは最終段階だ。以下のコマンドを実行すれば、最終設定となる。


cd /tftpboot/ubuntu_dvd_extra

./install crowbar-admin.dell.com


crowbar-admin.dell.com の部分はなんでも良い。Admin node につけるホスト名となるので、好きなホスト名を入力すれば良い。これを実行すると、あとはひたすら待つだけだ。図4, 図5, 図6に示すように、最終インストールと設定が進行する。

図4 : Crowbar 最終インストール開始画面

図5 : Chef インストール画面

図6 : barclamps のインストール画面

縞博士 : この最終インストールもそれなりの時間を要する。Ruby を使ったパッケージや Chef などの大きなソフトウェアをインストールし、その枠組を使って自分自身を最終設定するため、ひたすら待つしかない。この際、Admin node のメモリ量が少なすぎると、各種ソフトウェアのインストールや、その後の最終設定にてメモリ不足を引き起こし、インストールが異常終了したり、一見インストールが正常に終わったかに見えても実は失敗している場合もある。インストールが正常終了した場合には、図8に示す画面となるはずだ。

図8 : Admin node インストール完了画面

さとし君 : え。それはどうやったらわかるんですか ?

縞博士 : こればかりは最終インストールをしてみて、Admin node がきちんと動作しているかを確認してみるしかない。

さとし君 : えーそうなんですかー。しかもインストールまた時間かかるんですよねーー。ならば食後のアイスを買いに行ってきまーーす。

縞博士 : おい待てコラ。(# ゚Д゚)

ついにキレた縞博士。さとし君の運命や如何に。

次回に続く。。。









0