みなさま、こんにちは。 ソフトバンクC&S の大塚です。vExpertによる「VSANの運用って実際のところどうなの?」の解説は第7回です。

前回、VSAN 構成を3台から4台に拡張しました。サーバ増設の感覚で簡単にストレージが拡張することができる、これがVSAN の1つの醍醐味だということをお伝えしました。

 

振り返ると、第2回〜第6回まで VSAN 3台構成でハードウエアの故障や復旧方法もみてきました。

今回からはVSAN 4台構成における動きもみていきましょう。

最初はキャパシティHDD故障時の動作になります。もちろん今回もDELL PowerEdege R630で検証です。

  

 

 

★ VSAN 4台構成における キャパシティHDDの故障

では、VSAN 4台構成のHDDの動きから見ていきます。


 

仮想マシンWN7-LC-02のデータがどのように配置されているかみていきましょう。 キャパシティ部分は esxi 002 / esxi 004 に、監視は esxi 003 に配置されている状態です。ESXiも4台ありますネ ^^


 

それでは esxi 001 に入っているキャパシティHDDを抜いてみます。

  

 

しばらくすると….コンポーネントの状態が”不完全”になりました。

※HDDの疑似障害(引っこ抜き)なので”不完全”ですが、本当に故障した場合は”低下”となります

  

 

vsanDatastoreの状態もesxi001のディスクグループがエラーになっております。

  

esxi 002 側にデータがあるので、もちろん仮想マシンは動いています。(VMwareの中村さんは、相変わらずその仮想マシンでWebを閲覧中….)

 

★  データ退避先について

VSAN 4台構成の場合、キャパシティHDDが故障した場合、VSANはどのような動作になるのでしょうか?

もともとこの仮想マシンにおけるコンポーネントの配置を振り返りましょう。

 

データはesxi 002/esxi 004、監視 esxi 003に配置されていました。

  

 

退避後は データ esxi001 / esxi 002、監視 esxi 003となりました。

  

 

VSAN3台構成の場合は、壊れたHDDが載っているESXiの別キャパシティHDDにコピーされましたが、 VSAN 4台構成は ノードが変わりました。

 

 VMwareの中村さん曰く、VSAN 3台構成とちがって、基本的には空いているESXiにデータを再配置するとのことなので、たまたま今回はesxi 001に再配置されました。場合によっては同じESXiに再配置される場合もあるようです。

 

 

★キャパシティHDD復旧手順

 

こちらは、第2回 と同じ手順を踏みますので、そちらをご参照ください。http://ja.community.dell.com/techcenter/b/weblog/archive/2015/12/25/dell-x-vmware-quot-vsan-quot-hdd

すでに、仮想マシンは冗長状態が復帰しておりますので、安心してゆっくりとHDDを交換できますね。

 

復旧手順は以下のとおりです。

 1 vSphere上で ディスクグループから故障HDDの削除

 2 物理HDDの交換

 3 vSphere上で新HDDをディスクグループに追加

 

 

★まとめ

今回はVSAN 4台構成でキャパシティHDD障害を想定した動作と操作をみていきました。

ポイントとしては、VSAN 4台構成の場合、データの再配置は空いているESXiを使って配置される、というところですね。

 

 

====Back Number====

(1)VSANって何が良いのか?

(2)障害試験〜3台構成でHDD交換

(3)障害試験〜3台構成でSSD交換

(4)障害試験〜3台構成でESX停止

(5)メンテナンスモード〜3台構成

(6)スケールアウト〜3台構成から4台構成への拡張

(7)障害試験〜4台構成でHDD交換

(8)障害試験〜4台構成でSSD交換

(9)障害試験〜4台構成でESX停止 

(10)メンテナンスモード〜4台構成

(11)まとめ

 

 

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