単体ドライブを使用して一本のメディアに繰り返しバックアップを行いたい

NetVaultは基本的にバックアップ・データはメディアに対して追記されます。よって、メディア一巻のみを使用して繰り返しバックアップ運用を行いたい場合は、バックアップ実行前にメディアを再利用可能にするなどの手順が必要になります。今回はその運用の例をご紹介します。

※ この運用はバックアップ中になにか問題が起こった場合、バックアップ・データが無くなるという危険があり、あまりお勧めできません。基本的には、複数のメディアを使用することをお勧めします。詳細は、FAQ NVP00001をご覧ください。

上記のような運用を行いたい場合、NetVaultのコマンドであるnvreusemediaを使用します。nvreusemediaコマンドの詳細に関しては、下記「NetVault 7.1アドミニストレーターズ・ガイド」のp.494をご参照ください。

  1. まず、メディアを再利用可能にするスクリプトを用意します。下記は非常に簡単なスクリプト(reuse.sh)の例です。Linux上でNetVault7.1を使用している場合は、作成されたスクリプトが単独で実行できることを確認して下さい。

------------------- start of reuse.sh ----------------------------
#!/bin/sh
#
# TARGETMEDIAとして対象メディアのメディアラベルを指定します。

REUSECOMMAND=$NV_HOME/util/nvreusemedia
TARGETMEDIA=MyOnlyMedia

$REUSECOMMAND -medialabel $TARGETMEDIA
-------------------- end of reuse.sh -----------------------------

※ $NV_HOMEはNetVaultのプレ・スクリプト内で使用できる定義済みの環境変数です。NetVaultをインストールしたディレクトリを意味します。

  1. スクリプトの実行が確認できたら、それを対象のジョブのプレ・スクリプトとして登録します。まず、上記で作成したスクリプトを以下のディレクトリに移動します。

    $NV_HOME/scripts/

  2. バックアップジョブを作成する際に、NetVaultのバックアップ画面の "詳細設定タブ" のプレ・スクリプトの項目に、上記で作成したスクリプトの名前を指定します。

    ※ ターゲットタブにおいて、このジョブが再利用メディアを使用できるように、"再利用メディア"の項目において"全て"を指定することも忘れないで下さい。

  3. ジョブを実行します。ジョブ管理画面にて対象のジョブを右クリックし、"ログ参照"メニューを選択しログ画面を表示します。さらに、ログ画面でフィルタ・オプション画面を起動し "ワーニングレベル" を "全て" にしてジョブの実行結果を確認します。プレ・スクリプトが正しく実行され、かつジョブも正常に終了することを確認して下さい。
      
  4. ジョブを再実行します。メディア管理画面から対象メディアに最新のSavesetが一つだけ存在することを確認して下さい。
 

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