NetVaultがOSに出力するメッセージを制御したい

NetVaultは、標準の設定では、OSのログ(syslogやEventLog)にNetVaultのメッセージを出力します。環境によっては、そのOSへのメッセージの出力を制御したいことがあります。今回は、それを制御する方法を御紹介します。

  1. まずデフォルトの設定を確認します。nvconfiguratorを起動し、[ログ]タブを確認します。"システムログに送る最低警告レベル"にOSに送るログのレベルが定義されています。
      

    各レベルの意味は以下の通りです。
    112
    -
    重大なエラー
    96
    -
    重大なエラーとエラー
    80
    -
    重大なエラー、エラー、および警告
    64
    -
    重大なエラー、エラー、警告、および起動時のメッセージ
    48
    -
    重大なエラー、エラー、警告、起動時のメッセージ、およびジョブ・メッセージ
    32
    -
    重大なエラー、エラー、警告、起動時のメッセージ、ジョブ・メッセージ、および情報メッセージ
    16
    -
    重大なエラー、エラー、警告、起動時のメッセージ、ジョブ・メッセージ、情報メッセージ、およびバックグランド・メッセージ
    0
    -
    すべてのメッセージ

  2. NetVaultデフォルトの設定では、上記の"64"レベルのログが、OSのログに送られます。例えば、ジョブを"Abort"したメッセージは、NetVaultのログ画面にも出力されますし、レベルが"エラー"なので、OS側のログにも出力されます。
      
    OSのログ:/var/log/messages】 - デフォルトのレベル設定64の場合
    Mar 15 16:49:34 d2vrh73 syslogd 1.4.1: restart.
    Mar 15 17:38:35 d2vrh73 NetVault[929]: クライアント: 'tips' クラス: 'System' ジョブ: 'N/A' 警告レベル: 'スタートアップ' メッセージ: '============================= LOG DAEMON SHUTTING DOWN ===================='
    Mar 15 17:40:19 d2vrh73 kernel: cdrom: open failed.
    Mar 15 17:44:36 d2vrh73 NetVault[10302]: クライアント: 'd2vrh73' クラス: 'System' ジョブ: 'N/A' 警告レベル: 'スタートアップ' メッセージ: '============================= ログデーモンが起動されました ===================='
    Mar 15 17:46:45 d2vrh73 NetVault[10302]: クライアント: 'd2vrh73' クラス: 'Media' ジョブ: '30' 警告レベル: '警告' メッセージ: 'No suitable drive or media for job - request held in queue'
    Mar 15 17:46:56 d2vrh73 NetVault[10302]: クライアント: 'd2vrh73' クラス: 'Jobs' ジョブ: '30' 警告レベル: 'エラー' メッセージ: 'Fatal error: Aborted by user'
    Mar 15 17:46:56 d2vrh73 NetVault[10302]: クライアント: 'd2vrh73' クラス: 'Data Plugin' ジョブ: '30' 警告レベル: 'エラー' メッセージ: 'Backup Aborted'
    Mar 15 17:46:56 d2vrh73 NetVault[10302]: クライアント: 'd2vrh73' クラス: 'Jobs' ジョブ: '30' 警告レベル: 'エラー' メッセージ: 'Fatal error: Backup Aborted' 
      
    NetVaultのログ画面】 - デフォルトのレベル設定64の場合
      
  3. 試しに、nvconfiguratorで"システムログに送る最低警告レベル"を"112"に変更してみます。変更後、設定の保存をし、NetVaultサービスの再起動を行ってください。

  4. 今度は、"重大なエラー"のみOSに送られるようになります。ジョブを"Abort"させたとしてもNetVaultのログには出力されますが、OSのログには出力されなくなります。
      
    下記ログの中で、17:46:56の"Backup Aborted"が手順2で確認したログです。その後に17:56:39にLOG DAEMONが停止しています。これは手順3で行ったレベルの変更後のNetVaultサービスの再起動時のメッセージです。その後、NetVaultのログでは17:57に再度"Backup Aborted"のメッセージが確認できますが、OSのログにはそれが出力されず、18:00:10のkernelのメッセージが出力されています。 
      
    OSのログ:/var/log/messages】 - レベルを112に変更した場合
    Mar 15 16:49:34 d2vrh73 syslogd 1.4.1: restart.
    Mar 15 17:38:35 d2vrh73 NetVault[929]: クライアント: 'tips' クラス: 'System' ジョブ: 'N/A' 警告レベル: 'スタートアップ' メッセージ: '============================= LOG DAEMON SHUTTING DOWN ===================='
    Mar 15 17:40:19 d2vrh73 kernel: cdrom: open failed.
    Mar 15 17:44:36 d2vrh73 NetVault[10302]: クライアント: 'd2vrh73' クラス: 'System' ジョブ: 'N/A' 警告レベル: 'スタートアップ' メッセージ: '============================= ログデーモンが起動されました ===================='
    Mar 15 17:46:45 d2vrh73 NetVault[10302]: クライアント: 'd2vrh73' クラス: 'Media' ジョブ: '30' 警告レベル: '警告' メッセージ: 'No suitable drive or media for job - request held in queue'
    Mar 15 17:46:56 d2vrh73 NetVault[10302]: クライアント: 'd2vrh73' クラス: 'Jobs' ジョブ: '30' 警告レベル: 'エラー' メッセージ: 'Fatal error: Aborted by user'
    Mar 15 17:46:56 d2vrh73 NetVault[10302]: クライアント: 'd2vrh73' クラス: 'Data Plugin' ジョブ: '30' 警告レベル: 'エラー' メッセージ: 'Backup Aborted'
    Mar 15 17:46:56 d2vrh73 NetVault[10302]: クライアント: 'd2vrh73' クラス: 'Jobs' ジョブ: '30' 警告レベル: 'エラー' メッセージ: 'Fatal error: Backup Aborted'
    Mar 15 17:56:39 d2vrh73 NetVault[10302]: クライアント: 'd2vrh73' クラス: 'System' ジョブ: 'N/A' 警告レベル: 'スタートアップ' メッセージ: '============================= LOG DAEMON SHUTTING DOWN ===================='
    Mar 15 18:00:10 d2vrh73 kernel: eth0: Using EEPROM-set media 100baseTx-FDX.
      
    NetVaultのログ画面】 - レベルを112に変更した場合
 

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