NetVault製品情報FAQ
FAQ番号
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NVP00042

NetVaultで、Oracle Real Application Clusters (RAC) のバックアップはどのようにして行いますか? また、ライセンスはどのようにカウントしますか?

【ご注意】 本FAQは、NetVault Backup 8以降で、RAC環境のバックアップを行うためのものです。

 
目次

1. バックアップ/リストア動作確認済みOracle RAC環境

   
  2. Oracle RAC構成方法
    (A) 1つのRACノードのみにNetVaultをインストールする場合
   
[A-1]
1つのRACノードからバックアップ/リストアを実行する場合
   
[A-2]
通常は 1つのRACノードからバックアップ/リストアを実行し、ノード障害時のみ、別のRACノードを使用する場合
    (B) 複数のRACノードにNetVaultをインストールする場合
   
[B-1]
それぞれのノードで独立してバックアップ/リストアを実行する場合
   
[B-2]
それぞれのノードで異なるRAC Databaseのバックアップ/リストアを実行する場合
   
[B-3]
1つもしくは複数のノードからバックアップを実行。ノード障害時は、別のノードからリストアを行う場合
   
  3. Oracle RAC環境におけるOracle APMライセンスのカウント方法
   

1. バックアップ/リストア動作確認済みOracle RAC環境

動作確認済みのOracle RAC環境は下記の通りです。

  • NetVault Backup 8.1以上
  • Oracle APM 5.5以上
  • 動作確認済OS - AIX 5.3L, AIX 6.1L *NVBU8.5以降、Oracle APM 6.0.19以降で対応 - HP-UX (Itanium 2) *NVBU8.5以降、Oracle APM 6.0.19以降で対応 - Linux (x86-32/x86-64) - Linux (Itanium) - Solaris 9/10 (SPARC) - Solaris 10 (x64)  - Windows 2000/2003/2008 (x86-32/x86-64)
  • 対応Oracle Database - Oracle 10.2.x - Oracle 10.1.x - Oracle 11.1.x - Oracle 11.2.x    ※RAC対応に関する最新情報は、こちらのリストをご確認ださい。Oracle APMの対応アプリケーション・バージョンの範囲でRACに対応可能です。 
  • 対応する共有ディスクの種類 - Oracle Automatic Storage Management (ASM) - Oracle Clustering File System (OCFS)  - RAWデバイス
  • アーカイブログの配置について Oracle Standard Edition RACを使用する場合、Oracle Automatic Storage Management (ASM)、およびクラスタウェアとしてOracle Cluster Ready Servicesの使用が必須です。     Oracle Enterprise Edition RACを使用し、Oracle Automatic Storage Management (ASM) にアーカイブログを格納しない場合には、次の例の様にすべてのノードからすべてのノードのアーカイブログが参照できるようになっている必要があります。 
    • アーカイブログを各ノード上のローカル・ディスクに配置する場合:   Oracle APMオプションを使用し、お互いのノード上のアーカイブログをNFS等にてマウントしバックアップします。 
    • アーカイブログを共有ディスク上にクラスタ・ファイル・システム(CFS)を使用して配置する場合:   Oracle APMオプションを使用し、クラスタ・ファイル・システム上のアーカイブログをバックアップします。

    アーカイブログの配置構成の詳細に関しましては、下記オラクル社より提供されているドキュメントをご覧下さい。

    • Oracle Database 10g Release 1 (10.1.0)  「Oracle Real Application Clusters管理者ガイド」部品番号:B14173-01 P.91 Real Application ClustersでのRecovery Managerを使用したアーカイブREDOログの管理 - クラスタ・ファイル・システムのアーカイブ・スキーム - 非クラスタ・ファイル・システムのローカル・アーカイブ・スキーム
    • Oracle Database 11g Release 1 (11.1) Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド 11gリリース1(11.1) E05738-03 5 Recovery Managerの構成およびアーカイブ - Recovery Managerのアーカイブ構成使用例
  • RMANリポジトリについて RAC環境でのバックアップには、RMANリポジトリとしてリカバリ・カタログを使用することが強く推奨されています。  また、[B-3]の構成方法のように、1つもしくは複数のノードからバックアップを実行し、ノード障害時は、別のノードからリストアを行う場合は、リカバリ・カタログの使用が必須となります。

2. Oracle RAC構成方法

(A) 1つのRACノードのみにNetVaultをインストールする場合 ※同時に複数のRACノードにNetVaultのインストールを行うことはしません。

[A-1] 1つのRACノードからバックアップ/リストアを実行する場合: バックアップを1つのノード(a)から実行し、リストアも同じノード(a)から行います。  NetVault Backup APM for Oracleユーザーズ・ガイド の"付録A: Real Application Clusters"の方法に従ってインストール/設定を行い、バックアップ/リストアを実行してください。       [A-2] 通常は 1つのRACノードからバックアップ/リストアを実行し、ノード障害時のみ、別のRACノードを使用する場合: 通常バックアップ/リストアに使用しているノード(a)に障害が起こると、別ノード(b)にNetVault BackupクライアントとOracle APMのインストール/設定を行い、バックアップ/リストアを行います。ノード(a)から取得したバックアップ・データを、ノード(b)からリストアできるよう、ノード(b)にNetVault Backupクライアントをインストールする際は、ノード(a)と同じNetVaultマシン名にする必要があります。 NetVault Backup APM for Oracleユーザーズ・ガイド の"付録A: Real Application Clusters"の方法に従ってインストール/設定を行い、バックアップ/リストアを実行してください。別のノードにNetVault Backupクライアントをインストールし対応する方法については、項目A.7.1とA.8.0に記載されています。

(B) 複数のRACノードにNetVaultをインストールする場合 バックボーン・ソフトウエアでは、RAC環境でのバックアップ/リストアの利便性を向上させるため、複数のRACノード環境にNetVault BackupクライアントとOracle APMをインストールする構成に関し追加で検証を行い、対応するドキュメントを提供しています。NetVault Backup APM for Oracleユーザーズ・ガイド の "付録A: Real Application Clusters" の "A.5.1 RACに必要な設定" の項目に記載のある環境に加え、下記[B-1]、[B-2]、[B-3]の環境についてもサポートします。

インストール/設定方法
こちらの(B)の場合は、上記(A)の1つのRACノードにNetVaultを導入するやり方を応用し、複数のRACノードにそれぞれNetVault BackupクライアントとOracle APMをインストールし、それぞれのローカル・ノードに対応する設定をOracle APMに対して行います。

NetVault Backup APM for Oracleユーザーズ・ガイド の "付録A: Real Application Clusters" には、1つのノードにインストールする場合のみの方法が記載されています。

  • それぞれのローカル・ノードに対応する設定事項について 1つのノードにインストールする場合と同じなので、上記マニュアルをご覧ください。
  • 1つのノードにインストールする場合と異なる各種設定事項について 「複数のOracle RAC ノードにNetVault Backup クライアントをインストールには」 のドキュメントにまとめてありますので、上記マニュアルの該当の項目を読み替えてご使用ください。

尚、インストール/設定手順の概要は下記の通りです。

Step 1:

NetVault Backupクライアントを各ノードにインストールします (NetVault Backup APM for Oracleユーザーズ・ガイドには、RAC全体で同一のNetVaultマシン名を使用していますが、この場合、NetVaultマシン名はそれぞれ異なるものを使用します)。

Step 2:
Oracle APMを各ノードにインストールします。
Step 3: Oracle APMの設定を各ノード毎に行います。この際に必要な設定項目では、各ノードに関する値を設定します。

RAC構成方法
対応するRAC構成は、下記の通りです。ここでは、2ノードRACの場合で説明していますが、3ノード以上のRAC構成の場合も考え方は同じです。

[B-1] 複数のRACノードにNetVaultをインストールし、それぞれのノードで独立してバックアップ/リストアを実行する場合: 複数のノードから同じRAC Databaseをバックアップすることは推奨しません。通常は、いずれか1つのノード ( この場合、ノード(a) ) でバックアップ/リストアを行い、ノード(a)に障害があった場合のみ、別のノード(b)からバックアップ/リストアを行うような計画を立てる必要があります。 この場合、[A-2]と異なり、障害時に備え前もって、別のノード(b)に、NetVaultをインストール/設定しておくことが可能になります。

それぞれのノードでバックアップ/リストアを行う限り、特別な設定は必要ありません。1つのノードからバックアップ/リストアを実行する[A-1]と同じやり方を複数のノードに適用することで対応可能です。NetVault Backup APM for Oracleユーザーズ・ガイド の"付録A: Real Application Clusters"の方法に従ってバックアップ/リストアを実行してください。

通常バックアップ/リストアに使用しているノード(a)に障害があり、別のノード(b)を使用する場合、ノード(b)で一旦バックアップを実行してからそのデータをリストアを行う必要があります。ノード(a)で取得したバックアップ・データを、ノード(b)からリストアしたい場合は、[B-3]の構成方法で行ってください。

[B-2] 複数のRACノードにNetVaultをインストールし、それぞれのノードで異なるRAC Databaseのバックアップ/リストアを実行する場合: RAC Databaseが複数存在し、RAC Database毎に異なるノードからバックアップ/リストアを行う場合は、[B-1]のケースとは異なり、複数のノードを使用してバックアップ/リストアすることが可能です。複数のノードから同じRAC Databaseをバックアップ/リストアすることはできませんので、ご注意ください。

RAC Database毎に異なるノードからバックアップ/リストアを行う限り、特別な設定は必要ありません。1つのノードからバックアップ/リストアを実行する[A-1]と同じやり方を複数のノードに適用することで対応可能です。NetVault Backup APM for Oracleユーザーズ・ガイド の"付録A: Real Application Clusters"の方法に従ってバックアップ/リストアを実行してください。

[B-3] 複数のRACノードにNetVaultをインストールし、1つもしくは複数のノードからバックアップを実行。ノード障害時は、別のノードからリストアを行う場合

【注意】 本構成を実現するには、RMANリポジトリとしてリカバリ・カタログ・データベースの使用が必須です。    
バックアップに関しては、特別な設定は必要ありません。1つのノードからバックアップ/リストアを実行する[A-1]と同じやり方を複数のノードに適用することで対応可能です。NetVault Backup APM for Oracleユーザーズ・ガイド の"付録A: Real Application Clusters"の方法に従ってバックアップ/リストアを実行してください。

異なるノードにリストアする場合のみ、リストアを行うノードで特別な設定を行う必要があります。詳細手順につきましては、Oracle RAC環境におけるNetVault Backupバックアップ&リストア補足資料の 「2.0 複数のノードにNetVault BackupクライアントおよびOracle APMを導入して異なるノードのバックアップデータをリストアするための設定方法」 をご覧ください。

【注意】 RMANリポジトリとしてリカバリ・カタログ・データベースを使用せず、制御ファイルのみを使用して既に運用を行っている場合は、自動バックアップによって取得されたSPFILEおよび制御ファイルについて、[B-3]の方法によるクロス・リストアを行うことはできません。この場合、[A-2]の方法を使用することにより問題の回避が可能になり、異なるノードからリストアを行うことができます。今後の継続的な運用については、リカバリ・カタログを使用することをご検討ください。  クロス・リストアではない[B-2]の構成については、RMANリポジトリとして制御ファイルのみを使用していても運用可能です。

3. Oracle RAC環境におけるOracle APMライセンスのカウント方法

【重要】 NetVault Backup APM for Oracleユーザーズ・ガイド の "付録A: Real Application Clusters" の "A.4.0 ライセンス取得" に記載のライセンス・カウント方法は、日本のお客様には適用されません。本FAQの記載内容を優先してください。

上記[A-1]、[A-2]、[B-1]~[B-3]のどのRAC構成においても、Oracle APMのライセンス・カウント方法は同じです。Oracle RACを構成するすべてのノードに、Oracle APMライセンスを購入してください。RAC構成の2台目以降のサーバにインストールするOracle APMライセンスは、50% OFFで提供させていただきます。その場合、6桁のOracle APM型番の後に、"/C"を付けてご発注ください。下記のような構成の場合は、下記のライセンスが必要になります。

  • Oracle APM x 1
  • Oracle APM (/C型番) x 2   ※Oracle APMには、さらに、Standard EditionとEnterprise Editionライセンスがあります。ご使用のOracleデータベースのEditionに合わせて選択してください。   
 
更新日: 2013/3/8