本記事は、2013年12月16日に掲載されたビジネス+IT(http://www.sbbit.jp/)からの転載です。

【富士市役所クライアント仮想化導入事例】運用負荷軽減に向けたゼロクライアントへの挑戦

サーバ仮想化にデスクトップ仮想化、あるいはアプリケーション仮想化など、現在、当たり前に利用されるようになった仮想化テクノロジーだが、今から12年前の2001年、この仮想化テクノロジーを大胆に導入し、クライアントPCを一気にシンクライアント化した自治体がある。静岡県の富士市だ。

~抜粋~ ゼロクライアントについて

今回、富士市が選択したのが、アセンテックが提供するWyse Technology社のゼロクライアント端末「WYSE X10j 」だ。「たとえば、音量の設定、無線LANのSSIDの設定、クライアントの証明書の入れ替えなど、従来のシンクライアントではどうしても端末に依存していた機能が、ゼロクライアントではすべてサーバ側で設定可能です。従来のWindows Embeddedの端末だと、クライアントでしかできなかったことも、WYSE X10jであれば、すべてサーバ側でできるので、管理はさらに楽になりました」

~抜粋~ 認証ICカードの利用

「端末認証用のICカードは、ずっと実現したいと思っていました。それを職員証として使えれば、便利だと考えたのです。しかし、職員証は、フォーマットや記載する情報が厳格に規定されていて、当初、考えていたよりもハードルが高いとわかりました。そこで、2011年に複合機を更新した際に、職員に配布した複合機用のICカードを活用することにしました。もともと、複合機の認証も、Active Directoryの中でカードIDと職員のアカウントをひも付けて実現していましたので、それをそのまま使えると考えたのです。そして、我々のニーズに対応できるICカードソリューションを検討した結果、ジャパンシステムのARCACLAVIS Ways for ThinClientを導入することになりました」 なお、このICカードは、メインフレームやサーバを設置してある「重要機能室」と呼ばれる部屋の入退室管理にも利用されている。以前は、帳簿に名前を記入して鍵を管理していたので、セキュリティと利便性は、大幅に向上したといえるだろう。

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