OSCA™ 技術分科会から、新たにホワイトペーパー「OpenStack Networking Plug-in 比較 - OVS と MidoNet -」が公開されましたので、紹介します。

このホワイトペーパーは、Red Hat が提供する Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform (RHEL-OSP) 4.0 と MidoNet1.5 を用いたクラウド環境において、現在デフォルトとなりつつある Neutron OvS プラグインを用いた場合と、Midokura の MidoNet を用いた場合の性能 - 特に耐障害性と拡張性 - について検証・考察した内容を示すものです。

まずは OvS プラグイン環境を構築し、クラウド環境で求められる耐障害性や拡張性について実機検証を行った後、MidoNet 環境に切り替えて同じ項目について検証を行いました。検証から得られた知見をもとに、OvS プラグインのもつ課題に関して MidoNet で解決出来た項目について述べます。なお、OVS プラグインの検証環境で実施した結果について、本ホワイトペーパーでは簡潔に結果を紹介するにとどめています。詳細は「OSCA WhitePaper 大規模環境下ネットワーク設計のポイント」をご参照ください。

検証では、物理サーバ数十台、VM 数 1,000 台を超える規模のクラウド環境構築の際、ネットワーク機能で懸念される項目について、OvS プラグインで実現可能な項目と実現できない課題を明らかにし、MidoNet にした場合にどの程度解決が可能なのか明らかにするという観点で実施されました。なお、Juno リリースで Neutron に追加された DVR 機能は、本検証時には存在していなかったため含まれておりません。

詳細は、ホワイトペーパーをご参照ください。

※本ホワイトペーパーは OSCA™ 技術分科会の ミドクラジャパン(株)のメンバーにより執筆されました。

 

以下にホワイトペーパーの目次を記します。

「OpenStack Networking Plug-in 比較 - OVS と MidoNet -」

1. はじめに
 1.1. 概要
 1.2. 目的

2. OpenStack コンポーネント概要
 
2.1. OpenStack のコンポーネント
 2.2. OpenStack を構成する Node

3. MidoNet 概要
 3.1. MidoNet コンポーネントとアーキテクチャ
 3.2. MidoNet 機能

4. 検証
 
4.1. 検証項目
 4.2. 検証環境

5. 結果
 5.1. OVS 環境における課題の確認
 5.2. MidNet 環境における検証結果

6. まとめ

7. 参考文献

8. 付録
 MidoNet CLI BGP 設定コマンド

ホワイトペーパー「OpenStack Networking Plug-in 比較 - OVS と MidoNet -」はリンク先からダウンロードできます。
ぜひご参照の上、お役立てください。

 

OSCA™ は、今後も技術分科会での検証結果を、ホワイトペーパーにまとめたり、セミナーやイベントで発表していきます。

 

OSCA™ について

OSCA™ (オスカ:Open Standard Cloud Association) は、オープンソースや標準化された技術によるクラウド環境の構築と導入の推進を目的として今年 (2012 年) 2 月に設立されました。
デルは、OSCA™ 設立企業としてこの活動に参加しています。

OSCA™ では、ハイパースケール・データセンタソリューション、クラウド運用管理の効率化、クラウドの相互運用の 3 つのカテゴリーを柱に、様々な技術分科会を構成しています。
今回公開されたホワイトペーパーは、この技術分科会で検証されたものです。

OSCA™ の活動につきましては、OSCA™ サイトをご覧ください。
http://www.osca-jp.com/

 

OSCA™ およびこのホワイトペーパー に関するお問い合せは、こちらのページからご連絡ください。
http://marketing.dell.com/techcenter_T2D