[フュージョン・アイオー株式会社 エンジニア 長谷川様投稿] 2011.12.9

作業の流れ

前半編

後半編

  • ioDriveのステータス確認
  • ファームウェアのアップデート
  • ioDriveの再フォーマット

前半編に相当する作業が終わっていない場合は、まず前半編をご覧の上デバイスの装着およびドライバのインストール作業を終えてください。

ioDriveのステータス確認

再起動後にioDriveが/dev/fioaなどといったデバイス名で認識されているはずです。

/dev/fct*はioDriveのコントローラ、/dev/fio*はioDrive上の記憶領域のデバイスファイルです。ioDriveのアタッチ/デタッチ/フォーマットなどの操作は前者へ、アプリケーションやOSがデータを読み書きする操作は後者へ行います。

また fio-statusコマンドにより、ioDriveの動作状況を確認できます。

ファームウェアの更新

ioDriveのファームウェアが最新でない場合には、下記の手順でファームウェアをアップデートできます。

Q: ioDriveのファームウェアアップデート/ダウングレードでデータは消えてしまいますか?

A: ioDriveのファームウェアアップデートは、更新前後のバージョンでデータフォーマットに互換性がある場合には、データは維持されます。しかし、デー タフォーマットに互換性がない場合はアクセス不可能となりますのでご注意ください。

Fusion-ioでは、ファームウェアアップデート時には下記の対策 をお願いしております。

  • データのバックアップ
  • fio-format(後述)によるフォーマット処理 ※ioDrive内のデータはクリアされます

fio-status -aコマンドで表示されたファームウェアバージョンと、ダウンロードしたファームウェアのバージョンを確認し、ファームウェアが古い場合(もしくはドライ バのダウングレードにより古いファームウェアを適用する場合)には、下記の手順でアップデートします。

ioDriveをデタッチする
fio-detach /dev/fct0

ioDriveのファームウェアをアップデートする
(ファームウェアアップデートの実行中は電源を切ったり、操作したりしないようご注意ください)

# fio-update-iodrive -d /dev/fct0 dell_iodrive_101583_8.fff

オプションの説明
-d            ファームアウェアをアップデートしたいioDriveのコントローラを指定
*.fff        ioDriveファームウェア(事前にダウンロードしたもの
-f            ファームウェアダウングレードを行う場合には明示的に指定が必要

下記は、ファームウェアが正常にアップデートされた場合の出力例です。

もしファームウェアがすでに最新の状態でありアップデートが不要な場合には、下記の書式でメッセージが表示されます。

Device ID 0 (/dev/fct0) Firmware (X.X.X XXXXXX) is already up-to-date

ファームウェアの変更は再起動後に適用されますので、ファームウェアの適用が完了したらシステムを再起動します。システムを再起動した後、 fio-status -a コマンドを実行してステータスが正常であることを確認します。

ioDriveの再フォーマット

ioDriveはユーザデータを消去するフォーマット機能があります。フォーマット機能を利用すると、ioDriveのブロックデバイスに保存されているデータおよびメタデータがクリアされ、初期状態に戻ります(累計書き込み量の統計情報などはリセットされません)。

ioDriveをデタッチする
# fio-detach /dev/fct0

ioDriveのフォーマット ※ioDrive内のデータはクリアされます
# fio-format /dev/fct0

ioDriveをアタッチする
# fio-attach /dev/fct0

Q: どのような場合に再フォーマットが必要ですか?


A: ファームウェアアップデートの後には再フォーマットをお勧めしています。また、NANDフラッシュデバイスはハードディスク等と異なり、書き込み要求の データサイズ等の要素が影響し、内部的に断片化していきます。フラッシュメモリ製品では、いわゆるWindows等でファイルが断片化しデフラグ作業によ り性能が改善する場合と同様の状況が内部的に発生する、とお考えください。

とはいえ、ioDriveは長期間の運用においても高い性能が維持できるよう設 計されているため、意識する必要はほとんどないと思われます。
デ バイスの最大性能を常に引き出すようなワークロード(ベンチマーク負荷等)を与え 続けたりすると、その影響が顕著に出る場合があります。この場合には再フォーマットにより性能を取り戻すことが可能です。ベンチマークの前後には再フォー マットすることにより、以前にかけたワークロードが性能へ影響する事態を避けられます。

準備完了!

これでioDriveを利用開始する準備が整いました。ioDriveは/dev/fioaといったデバイス名で論理ディスクと同様に扱えますので、ディスクと同様に、ファイルシステムを作成してデータを保存できます。