[フュージョン・アイオー株式会社 エンジニア 長谷川様の投稿] 2011.12.5

サーバのスペック設定のポイント

ioDriveは非常に高速なNANDフラッシュメモリデバイスですが、その性能を活かすには、サーバシステム全体のスペック選定が大変重要となります。搭載できるサーバ群を紹介する前に、まずはこれらの基本的なポイントを紹介しましょう。

プロセッサ ― より多コア、高周波数のものを

コンピュータの心臓部であるプロセッサは、できるだけ高性能なプロセッサを搭載してください。可能であれば2プロセッサ以上の構成をお勧めします。ioDriveの搭載によりI/Oボトルネックが解消され、アプリケーションやミドルウェアの動作効率がが上がると、CPUの利用率が上がり、プロセッサの負荷が100%に張り付くケースが非常に多いからです。

メモリ ― ioDriveはいくらかシステムメモリを消費する

ioDrive搭載サーバには余裕をもってシステムメモリを搭載するようお勧めします。ひとつの目安としては、ioDriveの容量の1%分、搭載システムメモリ容量を上乗せします。
どうしてメモリを追加するのか?ioDriveは「どのデータをどこに書いた」という情報をシステムメモリ上に保存することにより高いパフォーマンスを実現しています。追加のメモリを利用することで、ioDriveはより高いパフォーマンスを発揮し、システムを高速化できるのです。
どれぐらいのメモリを搭載すべきでしょうか?例えばデータベースサーバの場合を考えてみます。

OSおよびデータベースで24GB
ioDriveの容量は640GB → 6.4GB程度見積もりに上乗せする
システム全体のメモリ容量→31GBを目安に決定

ioDriveの枚数 ― サーバに搭載できる枚数に注意

ioDriveはPCI Expressバス接続型のNANDフラッシュデバイスです。デルではサーバとの組み合わせを確認の上、PCI Expressバスに何枚のioDriveを搭載できるか、サポート枚数を設定しています。

  • PowerEdge R610 - 1枚
  • PowerEdge R710 - 2枚
  • PowerEdge R810 - 2枚
  • PowerEdge R910 - 4枚
  • PowerEdge M610x - 2枚

※上記情報は予告なく変更となる場合がございます。御社担当営業様もしくは商社様へご確認ください。

対応するオペレーティングシステムは?

デルが提供するioDrive用ドライバは、以下のサイトから入手可能です。
http://dell.fusionio.com/

本稿執筆時点では、下記OS向けのドライバが入手可能です。

  • Red Hat Enterprise Linux 4/5/6 (64ビット版)
  • SUSE Linux Enterprise Server 10/11 (64ビット版)
  • Windows xp 以降 (64ビット版)

なお、ioDriveの開発元であるFusion-ioは、CentOSやDebian GNU/Linuxなどのコミュニティ向けLinux向けのドライバも提供しています。デルのOEM版カードでもFusion-io版ドライバを利用できますが、厳密にはOEMベンダのサポートサービス範疇から外れるため、あくまでユーザー様のご判断にてご利用いただいている状況です。