弊社製品PowerEdgeM1000eの特徴の一つである高効率エアフローについてご紹介します。

PowerEdge1000eの冷却方式は低インピーダンス&高効率という設計理念に適うもので、エアフローのインピーダンスを低減したことによりシステム内の風圧を軽減させています。このシャーシデザインと同時に特別設計された高効率の送風装置がその特徴としてあげられます。この送風装置は一般的な軸流ファンと比較して最大40%の稼働効率向上を果たしており、冷却用電力の節約というニーズに直接貢献しています。

PowerEdgeM1000eは高効率の設計理念を追求し、これを貫くためにシャーシ内部のサブシステムの配置にも多くの工夫を取り入れました。サーバモジュール、I/Oモジュール、電源装置にはそれぞれ個別のエアフローが注がれるように配置・デザインされており、吸入した空気を二次利用しないため冷却効率が良く、所要エアフローの削減に寄与しています。以下に主要モジュールの冷却のためのエアフローについて解説します。

サーバーモジュールの冷却

サーバモジュールは従来どおり前面吸気・背面排気で冷却されます。システム前面は吸気エリアとなっており、吸い込まれた空気はミッドプレーンの通気口を通りファンに吸い込まれて排出されます。

I/Oモジュールの冷却

シャーシ背面中央に装着されるI/Oモジュールの冷却はシャーシ前面上側の専用吸気ダクトから吸気した空気をI/Oモジュールの吸気口から取り込みモジュール内部冷却後、ミッドプレーンを経由してファンへと吸い込まれ排出されます。

電源装置の冷却

システム背面下側にある電源装置は前面下側にある専用ダクトから吸気することにより周辺温度を保持した空気を取り入れ電源装置を冷却した後排出されます。

冷却アルゴリズム

PowerEdge1000eの冷却アルゴリズムは各サーバモジュール搭載iDRAC、I/Oモジュールからの必要エアフロー量に関するデータをCMC(シャーシ・マネージメント・コントローラ)にて解析し、最適なファンコントロールをすることで高効率な冷却を実現し省電力ニーズに貢献しています。

CMC(シャーシ・マネージメント・コントローラ:PowerEdgeM1000eエンクロージャに1枚標準搭載(2枚目は冗長オプション)。各主要コンポーネントの状態を解析、予め決定したポリシーでシステムをコントロール。

iDRAC(インテグレーティド・デル・リモート・アクセス・コントローラ):各サーバモジュールに1枚搭載されサーバモジュールの状態把握とCMCとの状態データ通信、リモート端末への情報提供など。

当該ハードウェア設計には下記の機能を組み込んだ冷却アルゴリズムを併用しています。

①    各サーバモジュールに搭載されたiDRACによる監視でサーバモジュール単位の温度管理

当該iDRACは必要なエアフロー量を計算しCMCにデータを送信します。

②    I/Oモジュールの温度ヘルスモニタ

各I/Oモジュールの冷却に必要なエアフロー量のデータをCMCに送信します。

③    CMCによる各モジュール監視・要求解析およびファン制御

    CMCは各サーバモジュール、I/Oモジュールから受信した要求を解析し、各モジュールのエアフローを最適なレベルに保つようにファンを制御します。

※Dell,HP,IBM各社の消費電力とワット性能比を比較調査しました『ブレードサーバ&エンクロージャの電力効率比較』も是非ご覧ください。