デルのサーバーPowerEgdeシリーズは世代が進むごとに様々な新しい機能が追加されパワフルになっていきます。もちろんCPUも例外ではありません。以前8世代から11世代までのPowerEdgeに搭載されたCPUの進化を書かせていただきましたが、第12世代のPowerEdgeでは以前コードネーム”Sandy Bridge”と呼ばれていた新しいXeon プロセッサが搭載されております。今回はこのCPUの特徴を簡単に紹介させていただこうと思います。

今回新しく出された12世代のPowerEdgeに搭載されたのCPUXeon プロセッサのES-2600シリーズといい2ソケット向けに特化された製品です、前世代のPowerEdgeではXeon 5600シリーズと位置付け的には同等となります。

 なおインテルのプロセッサはTick-Tock開発モデルというものを使っていてアーキテクチャーの改善とプロセスルールの改善を交互に行っております。今回はアーキテクチャーが新しくなり以下のような違いが見られます。

 

コアの数 6 (12スレッド-->  8 (16スレッド)

キャッシュメモリー 12MB  -->  最大20MB

メモリーチャンネル  3  -->   4 

メモリースピード  1333MHz  -->  1600MHz

QPI  1(6.4 GT/s)  -->  2 (8.9 GT/s)

PCIe    2.0  -->  3.0

 今回の新しいCPUによりコアの数が増えているためにCPU自体の演算能力を上がるだけではなくメモリー、CPU間のコネクション、PCIなどの性能をあげるための改良が進んでおります。SSDに代表されるストレージの高速化、ギガビット以上のネットワークによりI/Oの性能向上が厳しく求められています。今回のCPUはそれらの要求にあったCPUといえます。

まだ公表できるベンチマークのデータはないようですが、今後でてきたらテックセンターで提供したいと思います。ご期待ください。
最後にこのCPUで追加された新しい命令について簡単に紹介いたします。AVX (Advanced Vector Extension)というのが新しい命令セットの名前にになります。基本的にはこれまであったSSE (Streaming SMD instruction)の延長線上にあり浮動小数点演算が最大2倍同時に実行でき2倍の高速化がはかれるものです。サーバーなどでは様々な場面で使われる暗号化の処理がこの性能の恩恵を受けることができます。