サーバ(またはパソコン)の電源ユニットは、コンセントから引いた交流電流(AC)をCPU、メモリ等が必要とする直流電流(DC)に変換し、サー バ内部に供給します。一般的にAC/DCの変換過程の中で、ある程度、入力した電力を消費(ロス)するのですが、最近は省電力化が意識され、電力の変換効 率が良い電源ユニットが登場してきております。変換効率が悪いときは、AC/DCの変換の過程で無駄な熱が発生し、そのための冷却 つまり 余計な冷却電 力が必要になるため、今の日本の状況にとってはもちろん、電力、冷却コストとしても好ましくない状況になります。


この電力の変換効 率を高めるプロジェクトとして代表的なものに80PLUS(www.80plus.org)があります。簡単に申しますと AC/DCの変換効率が80%以上を実現できる電気機器に与えられる認定規格になります。

   

80PLUS のロゴマーク

またこの80PLUSの中には、変換効率の度合いにより、ランクがわけられ、それぞれ入力電圧の環境、電力の負荷状態によって 以下のように定義されています。


現時点、最高レベルのTITANIUM(最大 96%以上)を認定を受けた電源ユニットは、どのベンダーからも発表されていないようですが、今後は、TITANUMの認定を取得した電源ユニットが出て くると思われます。

 また80PLUSのサイトの中では、80PLUSに参加しているベンダーの一覧とそれぞれの認定を取得したベンダー毎 の電源ユニットを確認することもできます。ここには、世界中のPC、サーバ、その他、電気機器のベンダーが記載されています。当然、デルもあります。リス トを見る限り、デルが開発した電源ユニットは、115V入力で62個、230V入力で35個の80PLUS認定を取得しております。

 

                                                                         AC 115V  入力 (100V環境)

                                                                         AC 230V入力 (200V環境)

これらの80PLUS認定を取得した電源ユニットは、デルのサーバやワークステーションに採用されていま す。(参考 サーバ総合カタログ) 中でも電力効率に優れたプラチナ認定(最大94%以上)の電源ユニットは、デルのブレードサーバ PowerEdge Mシリーズに採用しています。また、このブレードサーバの電源ユニットは、複数のサーバで共有する設計であるため、単体サーバで利用する電源ユニットより も電力効率も高くなり、省電力化には非常に優れています。

 

 
昨今、省電力化が重要視されているなか、 80PLUSのような認定規格は、サーバを選定する上では、非常に有効な判断材料になるかとおもいます。是非、ご参考頂ければと幸いです。