>> はじめに

SharePlexは、基本的にはレプリケーションを行うマシン上で使用可能なCLIを使用して管理するようになっています。台数が少ない場合には、それで十分なことも多いのですが、台数が多くなったり、より高度な運用監視を実現したいという場合があります。そのような場合には、SharePlex Managerを使用することが可能です。

>> SharePlex Managerとは?

SharePlex Managerは、SharePlexのソースおよびターゲット等すべてのSharePlexインスタンスの稼働環境を、24時間監視するためのシステムです。Foglightの技術を使用しているので、高度な監視と通知機能を活用できます。Foglightの詳細については、こちらの製品サイトを参考にしてください。

SharePlex Managerは、SharePlexがインストールされているマシンとは異なる、例えば運用管理サーバのようなマシンに導入し、SharePlexのレプリケーションのストリームを検出し、必要な情報をSharePlex Webサービスを経由して、Webブラウザによる監視および管理することを可能にします。

>> 対応プラットホームは?

システム要件は、SharePlex Managerのリリースノートにまとめられていますが、SharePlex Managerを導入可能な主要プラットホームは以下のようになっています。

  • Windows Server 2003/2008/2008R2 (32/64bit)
  • RedHat Enterprise Linux 4/5 (32/64bit)
  • SUSE Linux Enterprise Server 9
  • Solaris 9/10

SharePlex本体とは別開発になっており、最新のOS等については今後の対応になります。SharePlexをインストールするOS自体は、上記以外にも最新バージョンや他のOSも含まれており、上記はあくまで運用監視するためのManagerを導入するプラットホームになります。

本講座では、一例としてWindows Server 2008R2を運用管理サーバとして使用することを想定して、ご説明させていただきます。

>> SharePlex Managerは、SharePlexに標準バンドル

SharePlex Managerは、Foglightの機能からSharePlexの管理のためだけに必要な機能を使用可能にしたものであり、他の用途にはご使用いただけません。SharePlexをご購入いただいたすべてのお客様が無償でご使用いただける標準バンドルされた製品です。

>> SharePlex Managerの入手方法について

SharePlex Managerは、一般のダウンロードサイトでは公開されていない場合があります。SharePlexの評価と一緒にお試しになる場合には、評価ライセンスキーの申請窓口までご相談ください。製品をご購入いただいている場合は、サポートポータルのダウンロードより入手いただけます。

Windows版のダウンロードしたZIPファイルを解凍すると、中にはSharePlex Manager本体と、その動作に必要となるFoglightServerが同梱されていますので、早速インストールしてみます。

>> SharePlex Managerの前に、FoglightServerのインストール

SharePlex Managerの動作には、そのベースとなるFoglightのインストールが必要です。必要なバイナリはすべて、1つのZIPファイルにまとめられているので、その中のFoglightServerフォルダを確認します。Serverフォルダ以下には、下記のファイルがあります。

Windows Server 2008R2は64bit環境なので、64bit用のバイナリを実行します。

インストーラーは英語ですが、基本的に"Next"を選択していくだけなので、大きな問題はないはずです。

ライセンスに同意した後に、ここでは簡易的な"Standard Instal"を選択しています。

後はインストーラーが自動的に進んでいきます。
 

最後に、"Run Now"をチェックしてFoglightを起動するようになっています。後で停止する必要があるので、チェックをしていなくてもかまいません。

仮に起動した場合には、ウィンドウが3つ開いて、各種のサービスの起動と、Foglihgtのステータスを表示するWebの画面が開かれます。
 

最終的にインストールが完了すると、"Install Complete"の画面が表示れます。

>> SharePlex Managerのインストール

解凍したフォルダ直下の、SharePlex Managerのインストーラーを実行します。

こちらも、基本的に"Next"を選択して進めていきます。

Foglightのインストール場所を変更していない場合は、デフォルトで問題ありません。

すでにFoglihgtを起動している場合は、それをシャットダウンするためのダイアログが表示されます。

SharePlex Managerのインストール場所を指定します。

SharePlex Managerを起動するためのショートカットを作成する場所を指定します。

デフォルトのポート番号は3000ですが、変更することも可能です。

最後にインストール前のレビューを実施します。

インストール完了後に、一度再起動が必要です。

SharePlex Managerを使用する前に、SharePlex Webサービスが起動していない場合には、スタートメニューの項目から起動しておきます。

SharePlex Managerのショートカットをクリックすると、Foglightの認証画面が表示されます。

>> まとめ

以上で、簡単な概要を中心に、SharePlex Managerの仕組みと、インストール方法について、ご理解いただけたと思います。次回は、SharePlex Managerを使って、SharePlexの動作する環境を監視するための設定方法等についてご説明予定です。