>> はじめに

前回で、高度なSharePlexに対する管理機能を持つSharePlex Managerの初期導入が完了しましたので、今回はそこに対して実際にSharePlexの導入されたマシンを登録していきたいと思います。

その前に、SharePlex Managerの動作の仕組みを確認しておきます。

>> SharePlex Manager動作の仕組み

大まかな仕組みについては、前回の図を見ていただくととても分かりやすいです。

そして、実際のデータの収集と表示の流れは以下のようになっています。

  1. Web経由でFoglight 5のプラットホームにアクセス
    Foglight 5のプラットホーム上で稼働するSharePlex Managerは、Web経由の操作により、対象となるSharePlexのソースおよびターゲットのインスタンスを指定します。
  2. SharePlex Web ServicesがFoglightからのリクエストを処理
    Foglightからのリクエストは、SharePlex Web Servicesにより、SharePlexインスタンスに対してAPIコールを行います。それにより、特定のデータを収集します。
  3. データの処理
    APIコールにより取得されたデータは、Foglight上のエージェントが受け取り、Foglight 5互換の形式に変換します。
  4. データの蓄積とビューの提供
    変換されたデータは、Foglight 5トポロジーオブジェクトとして保存され、監視コンポーネントに定義されている表示設定に従って、わかりやすく表示されます。

これらの動作が行えるよう、設定を進めていきます。

>> Foglightへのログイン

まずは、前回インストールが完了しているので、ログインします。デフォルトのログイン アカウント名は"foglight"になっています。パスワードについては、セキュリティの関係上ここでは掲載しませんが、マニュアルに掲載されていますので、確認してください。

もちろんWeb管理なので、インストールしたマシンからローカルで管理も可能ですが、ネットワークやセキュリティ設定に問題がなければ、異なるマシンからでも管理が可能です。

http://IPアドレス:8080/

>> SharePlex ManagerにおけるReplication Streamのセットアップ

"Welcome to SharePlex Manager"という画面が表示されたら、SharePlex Managerに対してSharePlexのインスタンスを登録する作業を行います。"Setup Replication Stream"を選択すると、個々に登録していく画面になりますが、ここではより簡単に半自動でSharePlexインスタンスを見つけてくれる"Discover Replication Stream"を選択してみます。

基本的な設定は、ウィザードに従って必要項目を入力していくだけです。最初の画面は"Next"を選択します。

最初に設定すべき項目は、SharePlexインスタンスに接続するためのプロパティになります。必要項目について、設定していきます。

  • Hostname: ソース側のホスト名 (もしくはここではIPアドレスを使用)
  • Port: SharePlexで使用しているポート番号 (ここではデフォルトの2100番)
  • Username: SharePlex用のOSユーザー名 (以前の例ではsplexユーザを使用)
  • Password: OSユーザー名のパスワード

最後に"Next"を選択します。

先ほどの設定により自動的にソース側の情報が取得されると、そこでの定義情報に基づいて、ターゲット側のホスト名とPort番号が自動取得されます。

そして、今度はターゲット側のホストに対するUsernameとPasswordの入力を行い"Continue"を選択します。

こちらで、特に問題がなければ、"Discovery Complete"と表示され、ソース側とターゲット側のホスト名やIPアドレス、Port番号と共に、その接続が正常だったかどうかの表示が行われます。"Connection Status"が"Connection Validated"になっていれば、正常に接続が確立されたことを意味します。

>> Replication Viewの設定

上記までの段階では、単に情報取得の準備ができただけで、実際に情報を表示する準備ができていません。ここでは、レプリケーションの状態を表示するビューを設定します。

何もない状態では作成する必要があるため"New View"を選択して"Next"ボタンをクリックします。

次の"Properties"では、ビューの名前とその説明を入力します。

  • Name: ビューの名称を入力します。後で一覧に出てくるので、わかりやすいものにします。
  • Description: ビューに関する詳細を入力します。

"Streams"では、実際にそのビューに含めるレプリケーションの"Streams"を選択します。このテスト環境では、1つしか登録していませんが、複数のSharePlexのStreamsがある場合は、注意が必要です。

問題なければ、最後に"Next"ボタンを押します。

最後に"Discovery Complete"と表示されれば、設定は完了したことになります。

>> 状態の確認

設定後は、レプリケーションの状況が確認できるはずです。最後の画面で"Return to Monitoring"を選択すると、監視画面に画面が切り替わります。さらに、ここでStream Nameの項目をクリックすると、より詳細な情報が表示されます。

このインスタンスの詳細画面では、そのインスタンス全体のステータスや、各子プロセスの状況、そして遅延状況がリアルタイムで見ることができます。

画面左上から、ソースのCapture >Read > Exportという流れの処理になっており、
右下ではターゲットのImport > Postという流れです。もし、全体が見づらいという場合には、画面右側にある▲のしるしをクリックすると、右ペインを隠すことが可能です。

これで、全体の様子を表示することができました。

画面のウィンドウサイズ等を調整すると見やすいです。SharePlex Managerはできるだけ広い解像度の方が管理しやすいですので、もしサーバ機等で制約がどうしてもある場合には、異なるクライアントPCからの使用をお勧めします。

>> はじめに

先月から始まったSharePlex Managerはいかがでしょうか? SharePlex導入時には無償で活用が可能なツールですので、是非一緒に評価および活用していただければと思います。

次回は引き続き、SharePlex Managerの使い方をご紹介する予定です。