Dell | VMware vSphere 性能向上のためのベストプラクティス

本Wikiは、米国Dell Techcenterの下記の記事を翻訳しています。

よくある質問の 1つに「デルが VMware ESX/vSphere で推奨する BIOS 設定はありますか?」というものがあります。基本的にデルでは、「VMware 社が発行するベストプラクティス (下記リンク) をお読みいただき、これに従ってください」とご案内しています。

 

高性能のためのベストプラクティス: 
VMware vSphere 4.1 向け=『Performance Best Practices for VMware vSphere™ 4.1』 (英語版)、
VMware vSphere 5.0 向け=『Performance Best Practices for VMware vSphere 5.0』 (英語版)

 

これに加え、Dell PowerEdge サーバに特化した推奨事項もいくつかありますので、以下に示します。

  • ハードウェアによる仮想化支援機能 この機能は、VMware のベストプラクティスで説明されているとおり、ハードウェア側が支援する CPU と MMU の仮想化テクノロジーです。
    Dell PowerEdge 上の BIOS では、同機能を「Virtualization Technology」 (仮想化テクノロジー) と呼んでおり、[Processor Settings] (プロセッサー設定) 画面から設定できます。サーバのモデルによっては、この機能がデフォルトで「Disabled」 (無効) になっている場合がありますが、本テクノロジーを活用するため、「Enabled」 (有効) にするようお勧めします。
  • インテル® ターボブーストテクノロジーとハイパースレッディングテクノロジー Dell BIOS の [Processor Settings]  (プロセッサー設定) 画面では、これらのテクノロジーをそれぞれ「Turbo Mode」 (ターボモード)、「Logical Processor」 (論理プロセッサー) と呼んでいます。VMware は、プロセッサーが対応している場合、これらを「Enabled」 (有効) にするよう推奨しており、デルでも工場出荷時にデフォルトで有効にしています。
  • NUMA (Non-Uniform Memory Access) VMware 社は、ほとんどのケースで「Node Interleaving」 (ノードのインタリーブ) を無効にする (つまり NUMA を有効にする) と最適な性能が得られるとしています。これは、VMware のカーネルスケジューラが NUMA を認識し、メモリとその対応プロセッサー間のアクセスを最適化できるからです。デルでも、これが工場出荷時のデフォルト設定となっています。
  • 電力管理 VMware によると、消費電力が増える可能性があるものの、最高性能を優先するときは、BIOS の省電力オプションをハイパフォーマンスモードに設定するよう推奨しています。Dell BIOS の場合、[Power Management] (電力管理) を [Maximum Performance] (最高性能) に設定すれば、同じ効果が得られます。
  • 内蔵デバイス VMware では、不要なデバイス (例: シリアルポート、USB ポート) をすべて BIOS 内で無効にするよう推奨しています。Dell BIOS の場合、これらは、[Integrated Devices] (内蔵デバイス) 画面からオフにできます。
  • C1E I/O レイテンシに敏感なマルチスレッド型ワークロードの場合、VMware では、CPU を休止状態に置く「C1E ステート」を無効にするよう推奨しています。Dell BIOS の場合、このオプションはデフォルトで [Enabled] (有効) になっていますが、[Processor Settings] (プロセッサー設定) 画面から [Disabled] (無効) に変更できます。
  • プロセッサーのプリフェッチ プロセッサーのアーキテクチャによっては、[Processor Settings] (プロセッサー設定) 画面に [Hardware Prefetcher] (ハードウェアプリフェッチャ)、[Adjacent Cache Line Prefetch] (隣接キャッシュラインプリフェッチ)、[DCU Streamer Prefetcher] (DCU ストリーマプリフェッチャ)、[Data Reuse] (データ再利用)、[DRAM Prefetcher] (DRAM プリフェッチャ)、その他のオプションが表示されることがあります。これらのオプションは通常、性能向上に役立つため、デフォルトで [Enabled] (有効) になっており、デルでは原則的に無効にしないよう推奨しています。ただし、お客様の仮想化ワークロード特性が極めてランダムかつメモリアクセスが集中する場合、これらの設定を無効にして性能が向上するか試してみてください。

 

上記やその他の BIOS オプションに関する詳細は、『Hardware Owner’s Manual』 (ハードウェアオーナーズマニュアル) の「Using the System Setup Program」 (システムセットアッププログラムの使用) セクションをご覧ください。

 

vSphere 環境の一般的なパフォーマンス問題については、VMware の「Troubleshooting Performance Related Problems in vSphere 4.1 Environments」 (vSphere 4.1 環境におけるパフォーマンス関連問題のトラブルシューティング) サイトが良い参照源となります。